熊本県を中心とした九州の地震は、改めて自然(地球)の力の凄まじさを思い知らされました。私としては、現状、現地に行くことなどは出来ないので、とりあえず義援金を送って、自分の仕事を進めます。COLLABORATION STYLEでも、九州地域のお客様やコラボレーションしているスーツや靴の職人が居ますが、とりあえず皆様大事には至っていないようなので、ブログではどんどん楽しいことを発信してまいります!!!
さて、徐々にお客様にオーダーいただきました春夏物のスーツやジャケット、シャツなどが仕上がってきております。只今、ブログでのご紹介の準備をしておりますので、お楽しみにしていてください。
そんな中、先日、春夏物でオーダーいただきました、尾作隼人氏のビスポークパンツが出来上がりましたので、ご紹介させていただきます。
今回、オーダーいただきましたお客様は、有名どころの様々なテーラーでオーダーされているお客様で、今回、尾作氏の評判を聞いて、これから夏に向かってお召しになるパンツをぜひ尾作氏にオーダーしたいとのことで、初めてオーダーをいただきました。
最近は、尾作氏のパンツも問い合わせが増えていて、今までCOLLABORATION STYLEをご利用されたことの無かった新しいお客様からのご注文も増えてきております。
本当に感謝!感謝!でございます。
少しずつですが、確実にお客様が増えているのはありがたいことです。
現在、尾作氏のパンツは約4ヶ月の納期をいただいておりますが、いつもいろいろなテーラーでビスポークをされているお客様なので、ビスポークの納期については良くご存知で、まだ冬の間に、早めに春夏物のオーダーをいただいておりました。
ということで、まずは仮縫いの模様です。
仮縫いの段階で、かなり良い感じのフィット感なので、あとは細かい部分をチェックしながらの微調整を行います。
今回、まだ冬の時季にオーダーいただきましたので、そのタイミングでは定番以外の春夏物の生地が揃っていない為、仮縫いは別の生地にて行いました。
定番の生地からお選びいただく場合は、季節は全く問わずにどの時季でもお選びいただけますが、新作を一通りご覧になる場合は、今回のような別の生地で仮縫いをご用意し、仮縫いの時に実際に作る生地を決めていただくことも可能です。
ビスポークは、どうしても納期がかかるので、いろいろと柔軟な対応をさせていただいております。
今回のお客様は、オーダー慣れされていて、今回もオーダーしたい生地のイメージが明確にありましたので、仮縫いのタイミングまでに候補の生地を幾つかご用意させていただき、決めていただきました。
今回は、SMITH WOOLLENS(スミスウーレン)のGILT EDGE(ギルト・エッジ)から英国では定番の柄、グレンチェックにブルーのオーバーペーン(プリンス・オブ・ウェールズ)をお選びいただきました。
最もベーシックな英国柄のひとつですが、探してみると案外お客様のご要望の雰囲気が無かったりします。汗
そして、今回は仮縫い後約1ヶ月で...待望の1本目の出来上がりです!
微調整も完璧で、履いた瞬間から良いフィット感です!
バックスタイルもきれいに仕上がっております!
ちょうど、出来上がり当日にお召しになられていました、有名サルトのジャケットとコーディネイトで着てみると...
とても良い感じです!!!
全く違和感なく、とても良い雰囲気です!
やはりパンツはジャケットと合わせて着ることによって、何倍にも良い雰囲気になります。
そもそもクラシックなスタイルのパンツなので、クラシックなサルトのジャケットと合わない訳ありませんね!
今回もさすが!お客様との雰囲気も合っていて、とてもバランスのとれたパンツになっています。
サイズや補正が合っていてきれいに仕上がることはもちろん。「お客様の雰囲気に合っている」というのが、とても重要なところで、ここでフィッターや職人の力の差が出てくるんだと思います。
作りが良いのはもちろんのこと、最終的に雰囲気が良くて、格好良いモノでなければビスポークの良さが無くなってしまいますからね。
今回も、お客様に喜んでいただけたので、尾作氏も私も大満足です!
この大満足の積み重ねが、「お客様からの信頼」と「自分たちの自信」になります!
ということで、今回のお客様も1本目の出来上がりと同時に2本目のオーダーをいただきました。恐るべきリピート率の高さです!!!
本当にありがたいことです。
2本目は、DUGDALE BROSからベージュ(オフホワイト)にブラウンのハウンドツース(千鳥格子)です。
2本目も楽しみですね!!!
またご紹介させていただきます。
COLLABORATION STYLE 上原祥意