2018年春夏シーズン お薦め生地のご紹介 DRAPERS "SUPER150'S 2PLY"

日本全国と同じく、東京銀座もここ数日は気温や天候の変化が異常に激しいですね!
汗が出る日が有ったり、真冬のような日が有ったり...
早く暖かくなって欲しいですね!

そんな春の待ち遠しい頃ですが、銀座の街のショップのウインドウも明るく春めいたディスプレイになっておりますね。

新しい季節はワクワクします!

ということで、今回も、前回に続き、2018年春夏シーズンのお薦め生地をご紹介させていただきます。

今回は、毎シーズン、洋服好きの皆様が待ちわびておりますDRAPERSのシーズン限定コレクション・LOLLI SUGGESTIONS(ローリ サジェッションズ)の中から、SUPER150'S WOOLの2PLYの生地をご紹介いたします。 

久しぶりに私がモデルで失礼いたします!(笑)

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久々にライトグレーのウインドペーンでございます!

ボディに着せてアップにするとこんな感じです。

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いわゆる、膨張色ですが、私でも何とかいけますね。笑

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我ながら良い感じに仕上がっていると思います!

 

私自身が作るのも暫くぶりですが、この雰囲気のウインドペーンの生地も案外、久々に見た気がします!

一見、派手目な生地ですが、とてもクラシックな柄なので、着るとそんなに派手さは感じないと思います。

久々に、明るめの生地でスーツをお考えの方には、とても良い感じでお薦めの生地です!

風合いは、SUPER150'SのTROPICAL(平織り)だけあって、とてもさらっとして、250g/mという目付の割に非常に軽く感じます。

もちろん、他にも色柄はご用意しております。

同じウインドペーンでは、色違いのネイビーがございます。

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これも久々な感じのしっかりとラインが入ったストライプです。さすがに絶妙の色でございます。

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クラシックなストライプも、今シーズンは少し幅が広くなっております。一番右のブラックのストライプは新鮮ですね!

18SSDR_LS3.JPG最近、イタリアの生地ではあまり見かけませんでしたが、これからブラックも増えていくのでしょうか? 

LOLLI SUGGESTIONSには、生地業界に与える影響力もありますので、要チェックです!

今シーズン、LOLLI SUGGESTIONSのスーツコレクションは、今回ご紹介しましたSUPER150'Sの2PLYシリーズになりますが、この他に、DRAPERSでは2018年春夏シーズンの新作としまして、ASCOT(アスコット)とMOHAIR(モヘア)がリニューアルいたしました!

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ASCOTは、2PLY(250g/m)と4PLY(370g/m)のコレクションで、久々にバンチブックとしてリニューアルしました!

私の記憶だと、10年以上前にASCOT FOREVERというコレクションがあって、Martin&Sons(マーチンソン)のFRESCO(フレスコ)でもなく、EDWIN WOODHOUSE(エドウィン・ウッドハウス)のAIR WOOLやSUMMER COMFORTとも違う、イタリア製の強撚糸のざっくりとした生地が新鮮で、なかなか人気がありました!

ザックリとして、張りがあり、しわに成り難いのが特徴ですが、イタリア製らしく、英国製よりもしっとりとしています。

ということで、ざ~~~っとASCOTのコレクションをご紹介します!

まず2PLYから。

ハウンドトゥース6色。グレーやブルーは定番ですが、今回は赤のハウンドトゥースがあります!赤は、かなり格好良いですが、着る人とシチュエーションを選びますね!

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ハウンドトゥースに大柄のウインドペーン。

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大柄のチェックがまた増えております。

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グレンチェックにオーバーペーン。良い柄です!

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マイクロチェックも今シーズン増えている柄ですね。

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とても使いやすく、格好良い、シンプルなストライプ。

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そしてまたチェック!チェック!

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もちろん無地もございます。

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これから夏に向けて、しわに成り難く、涼しい、お薦めの生地でございます!

 

 

続いて、4PLY。

4PLYは2PLYと比較して、なかなかのマニアックな生地でございます!

廉価なマシンメイドで仕上げると、単なるガチガチの重たいスーツになってしまうと思います。

COLLABORATION STYLEのマシンメイドは、比較的柔らかく軽いのが特徴ですが、それでもハンドメイドで仕上げるほうが、とても良い雰囲気になる生地だと思います。

もちろんビスポークでもいい感じに仕上がると思います!

 

4PLYもトレンドの英国調ですね。

大きなチェック柄が多いです!

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ストライプも太いですが、それほど目立たないと思います。

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糸が太く、ザックリと織っている生地なので、繊細な柄が表現できない分、無地には表情があるので、無地のバリエーションは豊富です!

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続いて、MOHAIR(モヘア)もご紹介いたします。

DRAPERSは、MOHAIRのコレクションは3~4年毎にリニューアルしている定番のコレクションですが、素材はリニューアルごとに変化していっております。

今回のMOHAIRは、WOOL85% MOHAIR15%のクオリティとWOOL75% MOHAIR25%のクオリティで構成されております。

 

まずは、モヘアでも柔らかくイタリア製らしい生地の15%MOHAIR(230g/m)のコレクション。

ここでも、柄物はチェック柄でございます。

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そして、モヘアは何だかんだで、無地が圧倒的に多いです!

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カラーバリエーションの豊富さはDRAPERSならではでございます。

 

続いて、イタリア製としては、張りがあり落ち感があるモヘア生地で、仕立て栄えのする25%MOHAIR(290g/m)のコレクションです。

230g/mだと薄く頼りなく感じるけど、英国製のヘビーなモヘアは重たくて苦手というお客様にはちょうど良いクオリティだと思います!

まずは、ちょっと遊んだ生地です!光沢が強く、織柄も細かいので、フォーマルやパーティーシーンなんかに良い感じですね!

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続きましては、モヘア素材の鉄板生地、ピンヘッドでございます。

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モヘアならではの光沢があるので、素材ととても相性の良い柄(織)ですね!上質な大人のスーツになりますね!

そして、最後はやっぱり無地でございます!

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どうしても、モヘアの平織りの生地は、複雑な柄の表現が出来ないので、世界的にもモヘアは無地が圧倒的に売れているようです。

COLLABORATION STYLEでは、モヘアに限らず、今シーズンは無地のオーダーが増えてきております。

皆様いろいろなスーツを着ているので、一周廻ってそろそろ無地に戻ってきているのかもしれませんね。

先日、某シャツ職人と話していたら、シャツも無地のオーダーが増えているということで、これもひとつのトレンドなのでしょうか。

 

ということで、今シーズンのDRAPERSも特徴のある様々な素材をご用意しておりますので、ショップではぜひ一通りゆっくりとご覧くださいませ。

さてさて、まだまだ、ブログでご紹介したいことが山積みですので、がんばりまーす!

 

COLLABORATION STYLE 上原祥意