東京・銀座は、ちょっと心配なくらいに人がおりません。汗
今何か特別な事が出来るわけでは無いので、日々やれることをやるだけですが、経済的なダメージはかなりありそうですね!
正直、COLLABORATION STYLEもお客様のご来店は少ないですが、そんな中、ご来店いただいているお客様には本当に感謝しかありません!
ブログの更新がいつもより早いのもお客様が少ないからかもしれません。汗。笑
さて、今回は前々回に続きまして、2020年春夏シーズンのお薦め生地のご紹介をさせていただきます。
今回は、おなじみDRAPERSのBLAZON SUPER150'sでございます!
2020年春夏シーズンは、3年ぶりにリニューアルいたしました!
COLLABORATION STYLEでは、オープン以来、とても人気の高い生地で、同じSUPER150'sのLORO PIANAのTASMANIAN®と人気をニ分する、スリーシーズンタイプのスーツ生地でございます。
LORO PIANAのTASMANIAN®と比較すると、DRAPERSのBLAZONの方が生地に張りがあり、ストンとした落ち感のある生地でございます。
私自身も、今までBLAZONの生地でスーツを何着も作っておりますが、今回はリニューアルと言うことで、作らないわけにはいきません!笑
ということで、早速ですがこんな感じに仕上がりました!!!(今シーズンは、私の登場が多めですが、ご容赦ください。笑)
選んだ生地は、こちら。
生地がフラットな状態だと分かり難いですが、生地を曲げるとヘリンボンだと分かりますね。それだけ凹凸感を抑えた、上品なヘリンボンでございます。
実は、この生地とほぼ同じ(恐らく全く同じ)柄が、3世代前くらいのBLAZONには収録されていて、人気のあった生地でしたが、なぜかこの6~7年ほどコレクションから外されておりました。
少し幅の広めのヘリンボンは、スーツ生地では案外珍しく、私自身も好きな柄ですが、ヨーロッパでは人気が無かったのか...(そんなはずは無いと思いますが...)
そんな柄が、今回のリニューアルで復活しましたので、迷わず選びました!
色違いもございます!
ブラウンも格好良さそうですね!
生地に張りがあり、パンツもきれいに落ちているので、写真では堅そうな生地に見えますが、実際は肌触りがとても良い柔らかいタッチの生地でございます!
きっちりとしたスーツに見えながら、着心地の良い、素晴らしい生地でございます!
因みに今回のコーディネイトは、
SHIRT:COLLABORATION STYLE
TIE:TIE YOUR TIE
SHOES:YUKI SHIRAHAMA BOTTIER ダークブラウンのクォーターブローグ
でございます!
もちろん、私が選んだ柄以外にも素敵な柄が揃っておりますので、一通りご紹介させていただきます。
CaccioppoliのNeapolisもそうでしたが、まずはいろいろなチェック柄からスタートです!
これだけ、いろいろなチェック柄を考えるテキスタイルデザイナーも凄いですね!
柄が目立つタイプも目立たないタイプも本当にいろいろございます!
柄自体はシンプルなグレンチェックですが、柄が大きくなっているのはトレンドですね。
この辺のチェック柄は、なかなかビジネスシーンでは着ることの出来ないインパクトのある柄ですが、こういう難しい柄をコレクションに入れてくるのはDRAPERSらしいですね!
日本国内の服地商社では、スーツ生地としては絶対に選ばない生地だと思います。
DRAPERSは世界中で取り引きされているので、日本では売れないものでも、国や民族が変われば売れるかもしれませんし、こういう生地がバンチブックの中に入ってくると、生地を見る時の楽しさも出てきますね。
HOLLAND&SHERRYやDORMEUILなども、「これいったい誰が着るのだろう???」と思う生地がちょこちょこ入っていますが、それを見るのも楽しいものです。
英国調のシンプルなウインドペーンもございます!
そして、ストライプは3つの幅でご用意しております。
まずは、1.0cm幅。目立ちすぎないシンプルなストライプは、ワードローブに1着欲しいですね!
続いて、1.8cm幅は、カラードストライプです。一時期はあまり見かけなくなっていたカラードストライプも復活してきておりますね。
そして、3.0cmの間隔の広いストライプは、ひとつのトレンドですね。地の色に馴染んだストライプなので、幅広でも目立ちすぎずに良い感じです!
メランジ調のピンヘッドの生地も人気がありますね。
そして、定番として展開されている、シャークスキン、マイクロヘリンボン、バーズアイは、実はBLAZONのベストセラーの生地達でございます!
チェックもストライプももちろん人気がありますが、ここ数年は無地系の生地でのオーダーが増えております。
元々、どの生地メーカーも無地のコレクションは、当たり前に揃えていて、当然の如く無地は売れておりましたが、某服地商社の担当者曰く「一時期は、ストライプやチェックや織柄ばかりが売れて、無地が全然売れなかった」という時期があったので、今は元々の状態に戻ったような感じかもしれませんね。
ということで、無地のカラーバリエーションも今回のリニューアルで増えております!
私自身も、今まで5着ほどBLAZONの生地のスーツを着てきましたし、お客様にも数えきれないほどオーダーいただいているので、とても安心してお薦めできる生地でございます!
スリーシーズンタイプの生地でスーツをお考えの皆様には、ぜひ選択肢に入れていただきたい生地でございます。
という感じで、今回も2020年春夏シーズンにリニューアルされた生地の中から、DRAPERSのBLAZON SUPER150'sをご紹介させていただきました。
新型コロナウイルスの影響で、残念ながら忙しくはないので、今のうちになるべくブログを更新したいと思いますので、どうぞお楽しみに!!!
COLLABORATION STYLE 上原祥意