素晴らしい仕上がりでお客様が大満足のBESPOKE JACKET

全国的に寒さの峠はいったん超えたようですが、まだまだ寒さは続きますね。
そんな寒さが続く時季ですが、少しずつ春物の準備も進んでおります。
準備が整い次第、随時ご案内させていただきますので、楽しみにお待ちください!

さて、今回もお客様に素晴らしいジャケットをオーダーいただきましたのでご紹介させていただきます。 

前々回のブログでご紹介しました、渡辺氏のジャケットと尾作氏のパンツでビスポークスーツをオーダーいただきましたお得意様に同時にジャケットをもう1着オーダーいただいておりました。

同時にオーダーいただいても、いろいろな状況で、どうしても同時に仕上がらないのがビスポークあるあるです。笑

でも、それは決してマイナスな事では無く、どちらかというとプラスな事です。

無理に同時に仕上げないことで、1着目が早く仕上がったり、その1着目を見て2着目のフィッティングのクオリティがアップしたり...などなど、お客様にとっても職人にとっても良いことの方が多いです。

特にビスポークをオーダーされるお客様は、出来上がりが1ヶ月くらい違っても気にされないお客様ばかりなので。

作っている時間(待っている時間)よりも、出来上がってから着続ける年月の方がはるかに長いので、無理に早く仕上がるよりも、クオリティの良いモノが仕上がった方が良いですよね!

もちろん、早く良いモノを仕上げるのが一番ですが、現状は良いモノを作る職人はオーダーもたくさん入るので、時間がかかっております。汗

 

さて、前置きが長くなりましたが、今回お客様にオーダーいただきました生地はこちらです。

 16AW I BJK生地.jpg

LORO PIANAのPROPOSTE GIACCHEより100% SUPERFINE WOOLです。きれいなネイビーベースに、オレンジがかったブラウンのダブルウインドウペーンです。

320g/mの中肉でソフトな風合いの生地でございます。

 

まずは、いつものように仮縫いのフィッティングです。

16AW I BJK仮①.jpg

すでに今回のジャケットで、渡辺氏のビスポークが4着目になりますので、身返しは付けていませんが、かなり仕上げた中縫いに近い状態でのフィッティングです。

16AW I BJK仮④.jpg

クリアカットの細番手のスーツ生地に比べて、適度な肉感が有る生地なので、フィッティングもしやすく、変なシワも出にくいので、とても良い感じです!

16AW I BJK仮⑤.jpg 

ほぼ、イメージ通りなので、ここから一気に仕上げます!

 

 

ということで、約2週間半後にスペシャルなBESPOKE JACKETが仕上がりました!最終チェックです!

16AW I BJK FI①.jpg 

16AW I BJK FI③.jpg

いや~~~むちゃくちゃ良い雰囲気ですね!!!

とても難しい体型をされているお客様ですが、フィッティングも完璧で、洋服の立体感やハンドメイドの柔らかさが出ていて、とても良いジャケットに仕上がりました!

16AW I BJK FI④.jpg

この雰囲気は、マシンメイドでは出ませんね!

ハンドメイドでも職人の学んできたルーツが違えばこの雰囲気にはなりませんね!

この雰囲気は、上原好みの良い感じです!笑

背中のフィッティングも完璧です!

16AW I BJK FI⑦.jpg

 

ここまで攻めて、きつくないフィッティングは、フィッター(フィッティングする人)とテイラー(縫製する人)が同じで、さらに素晴らしい技術があるからできる技ですね!!!

今回も本当に素晴らしいスペシャルなクオリティのジャケットが仕上がり、お客様も大満足です!!!

お待ちいただいた甲斐がありました!!!

 

そして、またまたありがたいことに春夏物を2着ご注文いただきました!

本当に感謝!感謝!でございます!

また、素晴らしい洋服が出来そうです。

ぜひブログでご紹介させていただきます!

お楽しみに~!

 

COLLABORATION STYLE 上原祥意