BESPOKE SUITの出来上がり

12月に入り、東京は20℃を超えるような変に暖かい日がありましたが、ここ数日は一気に寒波が訪れ、北日本はやっと雪が降り始めたようです。

これから年末に向けては、夜の集まりも忙しい方が多いと思いますので、体調管理は大切ですね!

    

さて今回は、前回に引き続きBESPOKE(ビスポーク)の出来上がりをご紹介いたします。

COLLABORATION STYLEで展開しているスーツやジャケット、コートの中で、価格的にも技術的にも最上ランクになるのが、BESPOKEでございます。

    

現代は、いろいろなテーラー(オーダーショップ)が、BESPOKE TAILORやBESPOKE SUITを謳っていて、それぞれお店毎に定義や解釈が違うのが、BESPOKEという言葉がややこしく、一般のお客様にとっては、なかなか分かりにくいところだと思います。

そんなBESPOKEですが、COLLABORATION STYLEで承っておりますBESPOKE SUIT(JACKET・PANTS・COATetc...)は、一人の職人が、採寸→型紙作成→仮縫い→中縫い→納品を行い、フルハンドメイドで仕上げるスーツをBESPOKE SUITと言っております。

スーツのベースになるのはナポリのモノづくりを基本としたスタイルで、30代の若き職人が承っております。

1着1着かなり手の込んだスーツになりますので、年間の受注着数も限られ、価格もそれなりにしますので、たくさんの皆様にオーダーいただけるスーツではありませんが、ご興味のあるお客様はお気軽にお問合せくださいませ。

    

ということで、今回は毎シーズン定期的にBESPOKE SUITをご注文いただいておりますお客様の出来上がりをご紹介させていただきます。

暫く、BESPOKE SUITの出来上がりをご紹介しておりませんでしたので、まずは今年の春夏シーズンにオーダーいただきましたスーツをご紹介させていただきます。

選んでいただきました生地は、DRAPERSのWOOL&SILKのネイビーヘリンボンです。

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いわゆる、表と裏の色が違うSOLARO(ソラーロ)のような生地でございます。

同じネイビーでも、裏の色によって色の深みが変わってきます。

DRAPERSでも人気のある生地で、カラーバリエーションも豊富です。

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毎シーズンBESPOKE SUITをオーダーいただいているお得意様ですが、前回よりもさらに格好良く、着心地良く、アップデートされるように、基本的に毎回仮縫い縫いを行っております。

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そして仮縫いから約1か月後、中縫いを行います。   

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そしてそして、中縫いから、さらに約1か月後、フルハンドメイドのビスポークスーツの完成でございます!

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ハンドメイドらしい凹凸感のある雰囲気や、パターンオーダーでは表現できない細かな部分まできれいなフィッティングで仕上がっております!

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高めに設定されたゴーラインやカーブが強調された胸ポケット、立体感のあるステッチやボタンホール、ナポリ仕立てのアイコンにもなっている裾まで入っているフロントダーツなど職人のこだわりが詰まった1着に仕上がりました!!!

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お店やブランドによって、スーツの型が違うように、BESPOKEも職人によってスーツの型が違います。

工場を使用したマシンメイドのMade to measure (メイド・トゥ・メジャー)よりも、職人によるBESPOKEの方が、より如実に職人の個性の違いがスーツの型に反映されるのもBESPOKEの楽しみのひとつでもありますね。

  

   

   

さて、続きましてこの秋冬シーズンにオーダーいただきましたスーツをご紹介させていただきます。

この秋冬で選んでいただきました生地は、HOLLAND&SHERRYのDAKOTAの中から420g/mのCAVALRY TWILL(キャバルリーツイル)。色はForest Greenでございます!

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ここ数年、世界的にグリーンはトレンドカラーで、私個人的には好きな色ですが、なかなか日本のビジネスシーンでグリーンを着ている人は少ないですね。(20年くらい前は、ネイビーやグレー以外の色のスーツを着ているビジネスパーソンももっと居たと記憶しておりますが...)

今回ご紹介しているお得意様は、ご自身でビジネスをされているので、いわゆる会社に勤められている方々よりは、服装は自由で、しかも洋服好きということもあって、「グリーンはどうですか?格好良いですよ!」とご提案したところ、「インスタを見ても、結構グリーンを着ている人が多いですね!」ということで、今回こちらの生地に決まりました!

そして、今回選びましたCAVALRY TWILLは、騎兵(CAVALRY)の制服が名前の由来であるように、乗馬ズボンに使用されている、非常にがっちりとした丈夫な生地で、通常はパンツやコートで使われることの多い生地ですが、今シーズンはCAVALRY TWILLやCOVERT CLOTHといったウエイトが重く、ガッチリとした生地でスーツをオーダーするのもひとつのトレンドのようになっております。

HOLLAND&SHERRYのCAVALRY TWILLは、他にも良い色が揃っております。

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ということで、今回の生地は、日本の一般的なビジネスパーソンにはなかなか選ばれないマニアックな生地ですが、洋服業界から見ると、まさにトレンド生地でのオーダーと言うことになります!

    

と、またまた、文章が長くなってしまいましたので(汗)、仮縫いと中縫いの模様を簡単に。

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今回は、久しぶりにダブルブレストでのオーダーです。

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スーツのカタチになると、よりグリーンが引き立ちますね!

ダブルなのでより重厚感も感じます!

     

    

そして、中縫いから約1か月後、素晴らしいビスポークスーツが出来上がりました!!!

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いや~~~良い感じですね!!!

しっかりとした生地だけあって、立体感もきれいに出ていますね!

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ダブルはシングルよりも職人の個性が出るデザインなので、いろいろなサルト(職人)のダブルの型を見比べるのも面白いですね!

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という感じで、今回は久しぶりにお得意様にオーダーいただきましたBESPOKE SUITをご紹介させていただきました。

BESPOKE SUITにご興味のある方は、ショップに私がオーダーした洋服がございますので、どうぞお気軽にご覧ください。

また、BESPOKE SUIT(JACKET,COAT)は予約制になりますので、オーダーご希望の方は事前にご連絡いただけますと幸いです。

     

さて、12月でバタバタの日々ですが、出来る限りブログを更新を頑張りますので、どうぞお楽しみに!!!

     

COLLABORATION STYLE 上原祥意