細かくてきれいなハンドホールのオプション

世間はすっかりゴールデンウィークでのんびりしておりますね。
熊本のボランティアも希望者が多すぎて、逆に大変なことになっていますね。
先日、COLLABORATION STYLEをご利用いただいているお客様もお勤めの会社で炊き出しに行くと言っておられましたが、スムーズに行われると良いですね!

連休の間ですが、休んでいるビジネスマンも多いのか、COLLABORATION STYLEの周辺は人が少ないような気がします。
最近は、中国人をはじめとした海外からの人が非常に増えているので、休日にご来店されるお客様の中には人混みで疲れている方も多いです。汗

今回は、そんな人混みの中をいつもご来店いただいているお客様のオーダーをご紹介します。笑

洋服がとても好きなお客様で、プライベートで着る洋服は、ビスポークで仕立てていらっしゃいますが、仕事でのスーツはそこまで趣味性が無いので、ビスポークよりはもう少しリーズナブルなオーダーで作られております。

COLLABORATION STYLEでも、昨シーズン、ベビーカシミヤのジャケットはビスポークでオーダーされましたが、今回仕事で使われるジャケットは、COLLABORATION STYLEのBLACK LABELでオーダーいただきました。

そうは言っても、洋服好きのお客様なので、こだわりがございます。 

今回のオーダーは、センツァインテルノ(芯無し、肩パット無し)で大身返し、内ポケット無しなど非常にすっきりとしたディティールでオーダーいただきました。

夏の生地で、センツアインテルノ(芯無し)は、文字通り芯が無く洋服の中で生地を支えるモノが無いため、変なシワや体型の癖が洋服に出やすいのですが、今回はピケ調の強撚糸だったので、比較的きれいに仕上がりました!

こんな感じです!

 16SS K様JK1.jpg

芯無しでも立体的にきれいに仕立てられていますので、画像からは言われないと解からないくらいきれいに仕上がっていると思います!

16SS K様JK2.jpg

この日、コーディネイトしているコットンパンツも昨年COLLABORATION STYLEでオーダーいただいたパンツです。

 

こちらもとても気に入っていただいていて、嬉しい限りです!
比較的、ジャケットもパンツもCOLLABORATION STYLEの型紙がお客様に合っていて、あまり補正を加えずに仕上げられているので、バランスが良く仕上がっているんだと思います。

実は、今回のジャケットはお客様からのご要望で、ボタンホールをハンドで仕上げております!!!(全体の画像からは解かりませんが...)

 

今回のお客様は、ビスポークの中縫いと同じ方法で、COLLABORATION STYLEのBLACK LABELでも袖をアンフィニッシュ(ボタンも付けず、ボタンホールも開いていない状態)で仕上げて、最終フィッティングで袖丈を確認した後、ボタンホールを開けます。
なので、いっそのことビスポークの職人にハンドホールだけお願いしたいということになり、フロントやフラワーホールも合わせてハンドホールで仕上げてみました!

ハンドホールも職人によっていろいろな雰囲気がありますが、お客様は細かくてきれいなボタンホールが好きな方なので、ご要望に合わせて出来る限りの細かさで仕上げてみました!

216SS K様フラワーホール.jpg

とてもきれいで細かいですね!

216SS K様フロント3.jpg

職人もお客様のことを良く知っているので、緊張しながらボタンホールを仕上げていると言っております!

216SS K様ハンドホール袖.jpg

ちょうど、最近雑誌等でも拝見する某サルトの方がCOLLABORATION STYLEに来られていて、このハンドホールを見て、「むちゃくちゃ細かいじゃないですか!!!」と言っておりました。

 

今回のお客様は、実はパンツも工場からアンフィニッシュで仕上げて、最終フィッティングで長さを確認してからビスポーク職人によるダブルのモーニングカットで仕上げております。

ほんの細かなところですが、お客様のこだわりですね!
良いモノ、ちゃんとしたモノは納得して着たいですね!
その、ちょこっとしたことで、洋服に対する愛情も変わってきます。

こういうこだわりのあるお客様の洋服は本当にきれいに着られています。

それだけ、私たちも作り甲斐があります。

ハンドホールや職人によるダブルのモーニングカットは、少しの時間と、少しのプラスオプション料金がかかりますが、ご希望のお客様はお気軽にご相談ください。 

さて、また明日から3連休なので、皆様のご来店お待ちしております!!!

今のところ、比較的夕方以降はアポイント空いてますよ~。銀座で時間が出来たらぜひお立ち寄りください!

COLLABORATION STYLE 上原祥意