シャークスキンとハウンドトゥース

本日は、久しぶりに東京地方は晴れ間がのぞき、気温も上昇中です。
なにやら7月に入ってから初めての雨が降らない日のようです。今年の梅雨はとても雨が多いということでしょう。
しかし、台風も接近中ですね!!!

さて、季節柄春夏物のオーダーも少しずつ少なくなっておりますが、ブログでご紹介しきれていないスーツやジャケットなどの出来上がりもたくさんありまして...。
なるべくシーズンが終わるまでにたくさんご紹介する所存でございます。汗

 

ということで、今回はいつもご利用いただいておりますお得意様より今シーズンオーダーいただきました、クラシックな色柄のスーツをご紹介いたします。

まずは、イタリアの高級服地メーカー、CARLO BARBERA(カルロ・バルベラ)の生地を使用してスリーピーススーツ。

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Super130'sWoolのライトグレーのシャークスキン。とてもクラシックな色柄です。
CARLO BARBERAの生地は非常にふんわりと柔らかいため、立体的に身体を包み込むような仕上がりになっております。

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スリーシーズンお召しいただける生地なので、COOL BIZで夏の間スーツを着るシーンが少なくなるビジネスマンの需要が多い生地です。

 

 

続いて、CANONICOのハイツイスト(強撚糸)クオリティ、Rustic Tropicalのハウンドトゥース(千鳥格子)。

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こちらは、写真では分からないと思いますが、センツァインテルノ(芯無し・肩パット無し)で非常に軽く仕上げております。

通常、センツァインテルノにすると、どうしてもタスキじわなどが出てきてしまいますが、CANONICOのRustic Tropicalは生地自体に張りがありますので、上手く生地の強さでしわをカバーしております。

バックスタイルも良い感じです!

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今回のハウンドトゥースのスーツと合わせて、コーディネイトするパンツを2本もオーダーいただきました!

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1着のスーツで、スーツとして着る時と、ジャケットとして着る時のご着用される幅が広がりますね。

Rustic Tropicalの張りのある生地はしわになり難いので、出張などにも活躍する素材です。
今回のように、ジャケットで着ることも想定すれば、出張で持参する洋服の数が減りますね。
出張の多いビジネスマンには、こういった組み合わせで幅が広がるワードローブの揃え方はとても良い方法だと思います。

特に夏はパンツへのダメージが大きい季節なので、パンツがダメになるのを回避するひとつの方法でもありますね!

日本はCOOL BIZが完全に浸透しておりますが、ビジネスマンはスーツスタイルがやはり一番格好良いと思います。
いろいろな工夫で、ビジネススタイルがだらしなくならないように、ご提案をするのも私たちの仕事ですね!

理想と現実の間ですね。笑

 

まだまだご紹介できていない出来上がりがたくさんございますので、頑張ります!

お楽しみに!

コラボレーションスタイル 上原祥意