初めてビスポークシューズをオーダーされるお客様が増えております!

緊急事態宣言、オリンピックの無観客、残念な政府...

もう少しリスクを背負って前向きに行かないと、世界から置いていかれちゃいますね。

   

今の楽しみは、大谷翔平のニュースです!

      

さて、今回も前回に引き続きまして、YUKI SHIRAHAMA BOTTIERのビスポークシューズのご紹介でございます。

      

前回は、既に何足もオーダーいただいているお得意様のビスポークシューズの出来上がりをご紹介させていただきましたが、今回は、COLLABORATION STYLEで初めてビスポークシューズをオーダーいただきましたお客様の出来上がりをご紹介させていただきます。

前回も書きましたが、価格や、出来上がりまでの期間、実際の靴の仕上がり具合など、ビスポークシューズというアイテムをオーダーするハードルは高いと思います。

そんなハードルの高いビスポークシューズですが、とても有難いことに、COLLABORATION STYLEでオーダー会を開催しているYUKI SHIRAHAMA BOTTIERのビスポークシューズは、少しずつではありますが、初めて、ビスポークシューズをオーダーいただくお客様が増えております。

COLLABORATION STYLEは、全く大きなお店ではありませんが、ビスポークシューズをオーダーいただけるお客様も増えて、とても感謝しております。

      

      

ということで、早速ですが、ビスポークシューズの出来上がりをご紹介させていただきます。

    

まずは、今までいくつかのお店のパターンオーダーなどで、靴をオーダーされている経験があるお客様で、今回、初めてビスポークでオーダーいただきました!

デザインは、シンプルなパンチドキャップですが、細めのブローキング(穴飾り)と、6アイレットがビスポークらしさを出しております。

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色も明るめのブラウンベースに、少しアンティーク調に色にムラを出しております。

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シンプルだけど、有りそうで無い靴をオーダーするのも、ビスポークの楽しみ方ですし、まず1足目はお客様が履きやすいデザインでオーダーするのが一番です!

もちろん、1足目から、フィッティングに大きな問題無く、きれいに仕上がりました!

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仮縫いを2回行うことによる精度の高いフィッティングと、お客様とのいろいろな会話(ビスポーク)を通じての好みの把握などで、白濵結城氏が作り上げるビスポークシューズは1足目から、かなり高いクオリティで仕上がるのが強みでございます!

一昔前の、ビスポークシューズは、3足目から...みたいなことでは、今のお客様には喜んでいただけないので、1足目から素晴らしいクオリティの靴を作ることが出来るのは、非常に素晴らしい技術だと思います。

もちろん、1足目のフィッティングの精度を2足目や3足目がさらに上回るようにアップデートをするのも、ビスポーク職人の技術でもありますし、ビスポークの楽しみでもあります。

    

   

さて、続きましては、COLLABORATION STYLEをオープン当初からご利用いただき、スーツやジャケット、コートなどたくさんのアイテムをオーダーいただいているお得意様で、いつかビスポークシューズをオーダーしたいという念願が叶った1足でございます。

金融系のビジネスパーソンで、スーツスタイルが基本の為、まず1足目は、ブラックのカーフで、クォーターブローグをオーダーいただきました!

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シンプルなデザインの靴ほど、モノの良さが分かりやすいかもしれません。

靴の作りやフィッティングのクオリティはもちろんのこと、ぱっと見で分かりやすい違いは、革のクオリティでございます。

通常、クオリティが高いと言われている高級な既成靴でも、残念ながら以前と比べると革のクオリティは下がっております。

これには、様々な理由があると思いますが、まず言えるのは、世界的に革の生産量が減っていることが要因のひとつだということです。(革は副産物なので、世界的に牛肉の消費量が減っている為、革も減っております)

良い革が少なくなると、革の取り合いになるので、革のクオリティは落ちてきているが、必然的に価格は上昇しているという状況です。なので、年々、既成靴の価格も上昇しております。汗

       

YUKI SHIRAHAMA BOTTIERのビスポークシューズにつきましては、1枚の革の中で、もっとも質の良い腰の部分しか使用しないので、既成靴に比べて革のクオリティが保たれております。

     

良質な革で作った、シンプルでクオリティの高い靴は、これから長い年月、履き続けていただけると思います。

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こちらのお客様も、今までは所謂、英国製等の高級既成靴を履かれていましたが、なかなか足型に合わず、とても苦労されている状態でした。

今回初めてビスポークシューズを作っていただき、あまりにもストレスが無く、今まで履いてきた靴とのフィット感の違いに、とても感動されました!

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本当に合っているもの(本物)を知るということは、今までの価値観も変えると思います!

   

   

続きましても、先程のお客様と同じく、COLLABORATION STYLEを初期の頃からご利用いただいているお客様で、ひと通りスーツやジャケット、コートなどをオーダーいただいた後、満を持してビスポークシューズをオーダーいただきました!

こちらのお客様も、既成靴では足に合うものがほとんど無く、足が痛くなり、かなりお困りの状況の中、まずオーダーいただきましたのは、ブラックカーフのセミブローグでございます。

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こちらのお客様は、これから少しずつ、靴のワードローブをビスポークシューズに入れ替えていく予定で、まず1足目は鉄板のデザインでございます。

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トゥとスクエアにして、少し角を立てたシャープな雰囲気に仕上げました!

   

こちらも1足目から大満足のフィッティングでございます!

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こちらのお客様は、ビスポークシューズをオーダーするにあたりまして、今までお持ちの靴を売りに出して、処分されたため、履く靴が無くなってしまっているとのことで、1足目の2回目の仮縫いの際に、2足目のオーダーをいただきました。

     

ビスポークシューズは、どうしても出来上がりまでの納期がかかるため、1回目や2回目の仮縫いの際に次の靴をオーダーいただくケースも多いです。

数足の靴を、時期をずらしてオーダーすることで、出来上がった靴のフィッティング具合を次の靴に反映して精度を高くしながらも、出来上がりを早められるので、なるべく早めに複数足欲しい場合には、仮縫いの際にオーダーするのが良いと思います。

      

ということで、2足目はダークブラウンのセミブローグでございます!

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こちらも、クラシックな装いには、間違いの無い靴でございます!

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1足目とラスト(木型)を変えて、2足目は、ラウンドトゥでお作りいただきました!

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こちらも、私が以前に作った靴を参考に作っていただきました!

 

   

今回も長いブログとなってしまいましたが(汗)、最後に、私の最新作をご紹介させていただきます!

     

YUKI SHIRAHAMA BOTTIERのビスポークシューズの6足目は、シュリンクレザーのダークブラウンで、セミスクエアトゥのセミブローグでございます!

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私の中では、セミブローグが手持ちの洋服とも相性が良く、鉄板のデザインなので、初めてのシュリンクレザーでも、まずはセミブローグで作りました!

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6足目なので、仕上がりには全く問題ありませんが、実は私が気が付くか気が付かないかのレベルで、白濵さんの方でアップデートして作っております。(私は気が付きましたが...笑)

スーツなどでも同じですが、フィッティングに関しましては、1着目(1足目)よりも2着目(2足目)、2着目(2足目)よりも3着目(3足目)と、お客様には分からない部分でも、より高い理想に向けてアップデートしております。

   

とうとう(やっと)、私もオーダーしていた靴が出来てしまったので、次の靴もオーダーしたいのですが、果たしていつになりますでしょうか?
(今のところ、作りたいデザインは3~4足ございます。笑)

もちろん、出来上がりましたらご紹介させていただきますので、お楽しみに!

     

ということで、今回は、初めてビスポークシューズをオーダーいただきましたお客様の素晴らしい靴をご紹介させていただきました。

ビスポークシューズに少しでもご興味のある皆様へのご参考になりましたら幸いでございます。

     

COLLABORATION STYLE 上原祥意