スタッフの個人オーダー ポロコートの仮縫い by SARTORIA CAVUTO

いや~~~東京は恐ろしい蒸し暑さですね!
街全体がプールみたいです。さすがに、ご来店いただくお客様もバテ気味です。
店内は涼しいのでゆっくり休んでいただいております。

そんな強烈で猛烈な暑さですが、今回は私が個人的にオーダーしているSARTORIA CAVUTOこと甲祐輔氏によるポロコートの仮縫いの模様をご紹介させていただきます。

実は、数か月前に行った仮縫いで、ご紹介が遅くなってしまいましたが、そろそろショップでも新しいコートの作成に取り掛かる時季になりましたので、タイミング良く(?)ご紹介させていただきます。

現在、イタリア・フィレンツェにて活躍しております甲祐輔氏は、定期的に日本にてオーダーを受注しておりますが、私自身は今までスーツを2着、シングルチェスターコートを1着オーダーしてきました。

今回も、コートをオーダーしようと思い、選んだのがダブルポロコートでございます。

生地は、甲氏が持っている生地の中からLORO PIANAのカシミヤをセレクト。

1回目の仮縫いを行いましたが、既に今までスーツもコートもオーダーしているので、1回目の仮縫いでも、サイズ感などはほとんど問題無し。ポロコートと言うダブルの凝ったデザインでの雰囲気やバランスを確認して、微調整です!

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フィレンツェ特有(?)の片袖だけ付いた状態での仮縫いです。

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ポロコートのディティールのひとつ。バックベルト。

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最終的に背中にはアクションプリーツが入ります。バックスタイルの絞った時のプリーツ入り方の雰囲気は、ビスポークならではです。

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フィレンツェにて修行をした甲氏はフィレンツェの仕立てがベースに甲氏が好きなナポリのエッセンスも組み込んだ雰囲気でございます。

 

よくフィレンツェだの、ローマだの、ミラノだの、ナポリだの、で括りますが、大ざっぱに解かりやすく言うと、フィレンツェはイタリアの中でも非常に柔らかい仕立てが特徴で、特にフロントや肩周りなどの柔らかさは最高の着心地を生み出しますね!
柔らかい仕立てで、身体にフィットさせることで、きれいなドレープも作りだします。
(もちろん細かく言ってしまうと、同じ地域でもサルトによって仕立てや、雰囲気はバラバラでずが...)

 

次は9月に中縫いを行う予定です。そしてちょうど着る季節に仕上がってくる予定です。

前回のシングルチェスターコートもとても気に入っていて、皆様の評判も良いので、今回のポロコートもむちゃくちゃ楽しみです!!! 

私事ながら、この「楽しい」っていうことはとても大切だと思うんです!

洋服の薀蓄や歴史、トレンドも、もちろん大切ですが、洋服屋(テーラー、サルト)が洋服を作る楽しみや喜びをもっと多くの人に伝えなければとつくづく思いますね~。世の中にあるいろいろな楽しみの中のひとつにスーツやシャツのオーダーが入ったらな~~~なんて!。
私も微力ながらブログやFacebookで伝えられるように頑張る所存です!

ちょっと話がそれてしまいましたが...

今、非常に30代、40代の腕の良い職人が続々と増えております。洋服業界、オーダー業界としては、非常に良いことだと思います。
そんな今、活躍されている職人の中でも、甲氏のカッティングやフィッティング、縫製の技術、そして仕上がった洋服の雰囲気は素晴らしいレベルだと思います。

SARTORIA CAVUTOの洋服にご興味を持っていただいた方、実際にSARTORIA CAVUTOの洋服を見てみたい方、そしてオーダーしてみたい方、などお気軽にお問い合わせくださいませ。

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