１月も半ばとなり、東京・銀座は、冬本番の寒さの日もあれば、４月頃の陽気の日もあって、体調管理が大変ですね。
北日本や日本海側などは、大量の雪で事故などもあって大変です！
受験生も大変です！私も２７年ほど前のこの時期は、受験生でした！時の経つのは早いです（笑）
さて、そんな冬本番の時季ですが、先日とてもきれいなBESPOKE JACKETが出来上がりましたのでご紹介させていただきます。
今回のお客様は、COLLABORATION STYLEにて毎シーズン２着ほどビスポークジャケットをオーダーいただいているお得意様で、毎回、新作生地が入荷すると一番にオーダーいただいております。
今回もオーダーいただきましたのは８月のお盆明けで、出来上がりましたのが１２月でございます。ビスポークジャケットは、通常、４ヵ月ほどの納期で承っておりますので、毎回出来上がりの時季を見計らってオーダーいただいております。
今回、ジャケットのオーダーに選ばれた生地は、CACCIOPPOLIのWOOL,SILK&CASHMEREの生地で、明るめのブラウン～ベージュ系の表面感のある無地でございます。
服地の全体的なトレンドとして、メランジ（ムリネー）と言われる、いろいろな色が混ざり合って、柄をぼやかした生地が多いですが、無地もメランジ調にすることによって、フラットではなく、服地の表情が出てとても良い雰囲気になりますね。
このCACCIOPPOLIのWOOL,SILK&CASHMEREの生地は、ネイビーやグレー、ブラウンなど他の色もとてもきれいで、COLLABORATION STYLEではベストセラーのジャケット生地でございます。
ということで、まずは仮縫いです。
何着もオーダーいただいているお客様なので、仮縫いの段階でほぼ問題の無いフィッティングです。
ただ、ビスポーク職人は、毎回毎回、今までよりもさらに格好良くなるように、型紙をアップデートしております！
１着目よりも２着目！
２着目よりも３着目！
と微調整していくのも、オーダーの良さで、楽しみでもありますし、素材によって細かいフィッティングの対応ができるのが、ビスポークでございます！
なので、最近増えている、「採寸は初めの１回だけ」や「２着目からはWEBでオーダー」みたいなオーダースーツは、本来のオーダーの良さや楽しさを無くしていると思うのは私だけではないと思います。
他は他なので、関係ないのですが．．．（笑）
続いて、中縫いです！
いわゆる、イージーオーダーなどと違い、ビスポークのフィッティングで、しかもこのレベルの場合、お客様もフィッティングしている職人も中縫いをすることで、完璧なフィッティングを確認できると思います。
逆に言うと、仮縫い服の状態だと、わからないことが結構あるということです。
ほぼ完成に近い状態ですね！
この中縫いのフィッティングで、最終のチェックをして、あとは一気に縫い上げます！
そして、オーダーいただいてから、約４ヵ月後に素晴らしいジャケットが出来上がありました！
生地の雰囲気とナポリ仕立てがベースのカッティングと縫製がコラボレーションして、とても素晴らしいジャケットに仕上がりました！！！
バックスタイルもきれいです！
ふんわりとした袖付もとても良い感じです！
きれいにシルエットが出ていて、しかも柔らかい雰囲気に仕上がっています！
今回も、お客様に喜んでいただけて、感謝でございます！！！
ここ数年で確実にハンドメイドのビスポークスーツやジャケットを作り上げる職人が増えてきております。（SNSなどで露出が増えているので、余計に増えているように感じます）
ビスポークは、ブランドと同じように、職人によって「色」があります。
COLLABORATION STYLEで現在承っている渡辺氏は、ナポリ仕立てがベースで、たくさんのブランド服や仕立服の修理をしてきた経験から、いろいろな洋服の良いところを吸収して、自身のスタイル（色）を作り上げております。
そして、その職人の「色」とお客様一人一人の「色」がコラボレーションして、洋服は作り上げられます。
そんな渡辺氏が作り出す洋服にご興味のあるお客様は、お気軽にお問合せくださいませ。
決して、安い洋服ではありませんが、良い洋服です！
そう思っていただいているお客様にオーダーいただいております！
そういう私も現在、またジャケットを作っておりますので、出来上がりましたらご紹介させいていただきます！
良いものを見ると、欲しくなりますね！笑
どうぞお楽しみに！
COLLABORATION STYLE 上原祥意
