難しい体型をされているお客様の初めてのビスポークパンツ

July 17, 2016

東京・銀座は、真夏のようなゲリラ豪雨だったり、どんよりとした梅雨空だったりと湿度が高く、汗がひかなく、とても不快ですが、そんな時はちょこっとCOLLABORATION STYLEに寄って涼んで、冷たいモノでも飲んでいってください！！！

これからの季節の日中の東京はむちゃくちゃな暑さなので、無理をなさらず、涼しいところで身体を休ませ、同時に洋服を見ながら目の保養もしてください！笑

さて今回は、いつもCOLLABORATION STYLEをご利用いただいているお得意様にパンタロナイオ（ビスポークパンツ職人）・尾作隼人氏のビスポークパンツを初めてオーダーいただきましたので、ご紹介させていただきます。

今回ご紹介するお得意様は、COLLABORATION STYLEでは、ほとんどのアイテムをオーダーいただいておりまして、ご来店される頻度も高いので尾作氏とも何度も会っていましたが、どういう訳か尾作氏のビスポークパンツをオーダーいただいておりませんでした。

やはり、お得意様にはぜひ尾作氏のビスポークパンツの良さを知っていただきたいので、お薦めして念願のオーダーをいただきました！！！

ということで、いつものように仮縫いの様子からご紹介します。

仮縫いのパンツを履いて出てきたお得意様を見て．．．んんんっ．．．？？？

実は今回ご紹介するお得意様は職人泣かせの体型で、一見姿勢も正しく、撫で肩以外にそれほど体型に大きな特徴は見られませんが．．．ところが、実際に仮縫いをしてみるとなかなか難しい体型をされているので、職人はフィッティング（補正）に非常に頭を悩ませます。

もちろん、今までCOLLABORATION STYLEでは、BLACK LABELやHAND MADE MODELでもたくさんオーダーいただいておりまして、それらのフィッティングは私が行っておりますが、私はもうかれこれ7年ほどのお付き合いになりますので、ずっと体型を見てきているのと、COLLABORATION STYLEのオリジナルのオーダーと職人が採寸から仮縫い、縫製まで行うビスポークとは、フィッティングの最終目的地点がちょっと違います。

いわゆる、COLLABORATION STYLEのオリジナルのオーダーは、COLLABORATION STYLEのモデルをベースに、様々な補正を入れて体型に合わせた格好良い洋服に仕上げるオーダーなのに対して、尾作氏や渡辺氏が行うようなビスポークはお客様の体型に合わせて一から型紙を作成して、仮縫いも縫製も職人本人が行うことで、ファクトリーメイドでは不可能な本当に細かい部分までミリ単位のフィッティングを行いますので、フィッティングの質も違いますし、お客様の期待値も違います。

もちろん、職人の技術にもよりますが、技術の高い職人ほどお客様以上にフィッティングのハードルを自分自身で上げております！！！

ゆとりをもった洋服にしてしまえば、そんなに難しいことはありませんが、お客様も職人も、そして私も目指しているのは、フィッティンが良くて格好良いモノなので、そこに向けての妥協はできません！！！

ということで、素人目には解からないかもしれませんが、思っていたよりも仮縫いでのフィッティングが合っていなく変更箇所が大きい為、尾作さんでは珍しいですが、再仮縫いを行うことになりました。