東京は連日、猛烈に蒸し暑い日が続いております。汗ダクです!
先日、シンガポールを行き来するお客様も、東京の方が暑いと仰っていました!
湿度が高く、空気が不安定なので、ゲリラ豪雨も増えて、洋服には憂鬱な天気ですね。
でも、洋服を好きなお客様は、そんな天気でも関係ありません!!!
気にしすぎたら、何も着られなくなります。笑
ということで、今回も素晴らしいスーツが仕上がりましたので、ご紹介させていただきます。
今回のお客様は、ブログでも何度もご紹介している、二人のビスポーク職人のコラボレーションによるスーツを毎シーズンオーダーいただいております。
ジャケットは、ほとんどメディア等には露出の無い職人・渡辺氏。
パンツは、最早、説明が要らないほど有名なパンツ職人(パンタロナイオ)・尾作氏。
通常では、ほとんど行われない二人の職人のコラボレーションによるビスポークスーツは、ジャケットとパンツ、それぞれの職人が研究して、切磋琢磨して、毎回今まで以上にお客様にご満足いただけるよう進化しております!
今シーズン、お客様が選んだ生地はこちら。
DRAPERSの90%WOOL&10%SILKのSOLAIREの深みのあるブラウンです。
いわゆるSOLARO(ソラーロ)と呼ばれる生地ですが、SOLAROは英国のマーチャント・SMITH WOOLLENSの商標になりますので、DRAPERSでは、以前よりSOLAIRE(ソラーレ)と表示しております。
そして、SOLAIREなので、裏はこのような色でございます。赤みの有るオレンジです。
裏の色がうっすらと表に出ていてきれいな発色になっております。
とても高級感があって、発色もきれいな良い生地ですよね!
こういう生地でスーツをオーダーされるお客様がもっともっと増えてくると、街の色も変わって楽しくなりますね!
ちなみに、カラーバリエーションも豊富で、きれいな色が揃っております。
実は、今シーズンのAtto Vannucci(アット・ヴァンヌッチ)のネクタイでも使われていた生地です。(2018年の春夏でもこの生地でネクタイを発注しておりますので、お楽しみに!)
さて今回のビスポークスーツでは、尾作氏のビスポークパンツにつきましては、今まで何本もオーダーされていて、完成された型紙があるので、仮縫い無しで進めさせていただきました。(もちろん、お客様が仮縫いをご希望の場合は、仮縫いを行います。お客様によってケースバイケースになります。)
ジャケットにつきましては、体型に特徴があるお客様なので、いろいろなフィッティングの可能性を求めて、いつも通り、仮縫いと中縫いを行いました。
もう何着もオーダーいただいておりますので、仮縫いの段階からかなりフィットした状態でございます。
仮縫いと言いましても、身返しを返していないだけで、腰ポケット等も仕上がっていますので、今回の仮縫いは、仮縫いと中縫いの中間といったところですね。
定期的にオーダーいただいておりますので、寸法など大きな部分は問題無いので、より細かい部分の調整を確認していきます。
数週間後の中縫いで最終のチェックです。ほとんど完成された雰囲気でございます!
そして中縫いから数週間後、ついに完成でございます!!!
まずは、尾作氏のパンツから。
何本もオーダーいただいていて、尾作氏のパンツをとても気に入っているお客様なので、いつものように、とても良い感じで仕上がっております!
腰回りがきれいにフィットしていて、太ももから裾にかけては、ストンときれいに落ちております。正に尾作氏のパンツのフィッティングですね!
着た人にしか解からない、腰回りの感覚が尾作氏のパンツの特徴でございます!
そして、そのパンツがさらに何倍にも生きる渡辺氏のジャケットと合わせて、ブラウンソラーロのビスポークスーツの完成でございます!!!
格好良いですね~!
良い雰囲気が出ていますね!
良いオーダーは、単純にサイズを合わせるということだけではないということが良く分かりますね!!!
こういう「雰囲気」を出せるのがビスポークですね!
今回もお陰様でとても良い仕上がりでお客様にもご満足いただけました。
それも二人の職人がどんどん進化して、良いモノを作り続けているからです!
職人は進化し続けます。5年前に作ったモノと今作ったモノとが同じではありません。
いろいろと試行錯誤しながらより良いモノを作り出そうとしております。
もちろん、職人だけではなくショップスタッフも進化しております。
その進化にお付き合いいただくのも、オーダーの楽しみのひとつだと思います。
年々、渡辺氏も尾作氏も受注数量が増えて、納期が長くなってしまい、お客様にはお待たせしておりますが、それは「良いモノ」であり「価値のあるモノ」の証拠なので、お客様には大変ご満足いただいております。
ビスポークでスーツやジャケット、パンツ、コートなどをお考えのお客様は、少し出来上がりまでの時間に余裕を持ってゆっくりとオーダーを楽しんでいただければ幸いです。
一言でビスポークと言いましても、お店ごとにいろいろと違うと思います。
COLLABORATION STYLEのビスポークにご興味あるお客様はどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ!
COLLABORATION STYLE 上原祥意