東京・銀座は、少しずつ気温が上がり、これからは最高気温が15℃を下回る日が無いようなので、いよいよ爽やかな春がやって来ますね。
新型コロナウイルスによる生活への影響も1年以上経ちましたので、早く、思いっきり、気持ちの良い春を楽しめるようになって欲しいですね!
さて、今回のブログも、DRAPERSの2021年新作生地のご紹介をさせていただきます。
前回ご紹介させていただきました、ASCOT(アスコット)の他に、2021年春夏シーズンは、MOHAIR(モヘア)とTHREE KINGS(スリーキングス)というバンチブックがDRAPERSから届いております!
今回は、この2冊のバンチブックの生地をさらっとご紹介させていただきます。
いつも長いブログになってしまいますので(汗)、今回は、シンプルにMOHAIRとTHREE KINGSのコレクションをご紹介させていただきます。
ブログをご覧いただいたり、メールやお電話でお問い合わせいただいたり、また接客をさせていただいたりする中で、お客様から「○○のブログで紹介していた○○の生地なんですけど...」とか、「この前のブログに載っていた○○の生地を見たいです」など、生地についてのお問い合わせやお話が多いので、こまめに生地をご紹介した方が良いんだなと改めて感じております。
確かに、私は毎日、異常なほど生地を見ておりますが(笑)、お客様は基本的にご来店いただく1~2時間の間しか見ていないので、もっと、いろいろとじっくり見たいものですよね。
今後は、今まで以上に、COLLABORATION STYLEでご用意している生地をご紹介していきたいと思います。
ということで、まずは、MOHAIRのコレクションから。
MOHAIRのバンチブックもASCOTと同様に、DRAPERSの定番のバンチブックなので、2~4年毎、定期的にリニューアルされております。
英国製に多い、ヘビーウエイトのゴリゴリのモヘア生地とは違って、イタリア製のモヘアは、軽くさらっとした生地がメインで、DRAPERSのコレクションも84%WOOL&16%MOHAIRの230g/mの素材と、73%WOOL&27%MOHAIRの290g/mの素材の2つのクオリティになります。
まずは、230g/mのクオリティからご紹介させていただきます。
ほとんど目立たないシンプルなストライプです。モヘアの糸は基本的に緯糸に使われますが、光沢が出て、色が少し白っぽくなるのが特徴です。
こちらも、ベースのネイビーに馴染んだ、目立たないチェックです。
続いては、変わった柄ですが、モヘア生地には昔からあるような織り柄で、フォーマルなども使われる生地です。
ネイビーや黒のチェックや織柄です。ビジネスでもフォーマルでも使われる生地ですね。
そして、やはり英国調のグレンチェックは外せませんね。トレンドと言いますか、ほぼほぼ定番の柄ですね!
コードレーンのように細い幅のストライプも、DRAPERSのMOHAIRでは定番の柄ですね。
以上のように、柄物は基本的にはおとなしい生地になります。
以前は、もっと派手目な柄がMOHAIRのコレクションにも収録されておりましたが、ここ数年はおとなしい柄が主流になっております。
というのも、モヘアの生地は圧倒的に無地が人気(売れる)なので、今回のMOHAIRのコレクションも無地が中心になっております!
今回は、230g/mのクオリティで無地が23色収録されております。
コットン並みに無地のカラーバリエーションが豊富です!
そして、290g/mの73%WOOL&27%MOHAIRのクオリティも、2色の細かなピンヘッドを含めて15色の無地のコレクションになります。
モヘアの生地は、お客様によって好き嫌いが分かれる生地ですが、ヨーロッパよりも湿度の高いアジア地域におきましては、ウールよりも吸湿発散作用の高いモヘアは、昔から夏物の定番として人気の高い素材でございます。
続きましては、THREE KINGSのコレクションでございます!
THREE KINGSには、表紙にも書かれておりますように、GABARDINES(ギャバジン)・COVERT(カバート)・TRICOTINE(トリコチン)の3種類の織りの生地が収録されております。
THREE KINGSは、特に春夏物ということではなく、シーズンに関係なくお召しいただけるDRAPERSの新しいコレクションでございます。
そして、このバンチブックも全て無地のコレクションになります!!!
まずは、70%WOOL&30%COTTONのTRICOTINEが12色。
TORICOTIN(トリコチン)という生地は、あまり聞きなれないかもしれませんが、キャバルリーツイルの別名でございます。COLLABORATION STYLEでは、キャバルリーツイルの方がメジャーですね。
きれいな色が揃っております!
ベージュ系はもちろん、デニムっぽいネイビーやブラックも良い感じの色です。
ウール・コットンの生地は、久しぶりに見るような気がします。意外と、無い時は無い素材なので、久々にまとまったコレクションが登場して嬉しですね!
ウールのさらっとした落ち感とコットンの色出しやカジュアル感が組み合わさった、良いとこ取りの生地なので、ジャケットやシャツ、ニットに合わせるパンツにお薦めです!
続きましては、ブログで度々登場しております、COLLABORATION STYLEのベストセラー生地・BLAZONと同じSUPER150'Sの原毛を使用して330g/mで織られたGABARDINES(ギャバジン)でございます!
GABARDINESは、ベージュ・オレンジ・ブラウン・レッド・ピンク・ホワイト・グリーン・グレー・ブルー・ブラックときれいな中間色も合わせて25色の圧巻のカラーバリエーションでございます。
しかも、SUPER150'Sの目の細かいギャバジンなので、とても発色がきれいです!
スーツはもちろんですが、ドレッシーなパンツやブレザーにお薦めです!
そして、今回最後にご紹介する生地は、COVERT(カバート)でございます!
DRAPERSには、秋冬の定番として展開しております440g/mのCOVERTがございますが、今回のTHREE KINGSにコレクションされたCOVERTは、320/mのライトウエイトカバートでございます!!!
COVERTの重厚な雰囲気やしわになり難さなどの特徴はそのままに、スリーシーズンでお召しいただける軽くソフトな生地は、使い勝手がかなり良さそうです!
COVERTらしいサンドベージュやグレーの他、ブラウンやグリーン、ネイビーなど全12色収録されております!
ジャケットやニットになどに合わせるコーディネイトパンツはもちろん、スーツや軽めのコートでも格好良いですね!
3~4年ほど前から、洋服好きなお客様には、秋冬物の440g/mのCOVERTを使用した少しカジュアルな雰囲気のスーツの人気がございますが、320g/mのCOVERTですと、マニアック過ぎず、より多くのお客様にも抵抗なく着ていただけると思いますので、人気が出そうですね。
ということで、今回は、DRAPERSの2021年新作生地の中から、MOHAIRとTHREE KINGSのコレクションをご紹介させていただきました。
2021年もまだまだ新しい生地がたくさん入荷しておりますので、これからもお薦めの生地をどんどんご紹介してまいります。
そして、皆様の物欲が刺激されることを期待しております!!!笑
COLLABORATION STYLE 上原祥意